ケニアの首都ナイロビに位置するキベラ。
アフリカ大陸で2番目の規模を誇るこのスラム街で、ビットコインが静かに、しかし確実に人々の生活に浸透し始めている。 銀行口座を持つことすらできない住民たちにとって、スマートフォンさえあれば利用できるビットコインは、単なるデジタル通貨以上の意味を持つ。加速する自国通貨のインフレから資産を守る貯蓄手段として、そして国境を越えた送金を可能にするツールとして、日常生活に欠かせない存在になりつつあるのだ。 だが、普及への道のりは平坦ではない。「暗号資産=詐欺」という根強い先入観、不透明な規制環境、そして何より「本当に貧困からの脱出につながるのか」という本質的な問い…
以上
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