マクロ経済と金融市場 格付け大手ムーディーズは17日、米国の信用格付けをこれまでの最高ランク「AAA」から「AA1」に引き下げた。
これにより、世界最大の経済大国である米国は、3大格付け機関すべてからトリプルAの最高評価を失う事態となった。 米国債格付けの遷移 S&P(2011年):政府の債務水準増大への対応能力不足 フィッチ(2023年):慢性的な財政赤字と政界の内紛 ムーディーズ(2025年):債務と利払い比率の急上昇 ムーディーズは格下げの主な理由として、「財政赤字と債務の拡大に加え、金利上昇による政府債務の利払いの著しい増加」を挙げた。同社の分析によれば、2024年時点でGD…
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