■ なぜ仮想通貨同士の交換で税金がかかるのか?
多くの方が誤解しがちですが、日本の税法上、仮想通貨(暗号資産)を別の仮想通貨に交換する行為は「利益確定」の一つのタイミングと見なされます。これは、一度保有している仮想通貨を売却して日本円に換え、その日本円で新しい仮想通貨を購入した、という取引があったと解釈されるためです。
例えば、100万円の時に購入した1ビットコイン(BTC)が、価値が上がり500万円になったとします。このタイミングで、その1BTCを500万円相当のイーサリアム(ETH)に交換した場合、差額の400万円(500万円 – 100万円)が利益(所得)として認識され、課税対象となるのです。日本円に換金していなくても、資産価値が増加した状態で交換した時点で、利益が実現したと判断されます。
■ 要注意!利益が確定する主なタイミング
仮想通貨同士の交換以外にも、以下のようなタイミングで利益(または損失)が確定し、損益計算が必要になります。
- 仮想通貨を売却して法定通貨(日本円など)にした時: これが最も分かりやすい利益確定のタイミングです。
- 仮想通貨で商品やサービスを購入した時: 保有する仮想通貨で決済した場合も、その時点の時価で売却したと見なされ、取得価格との差額が損益となります。
- マイニングやステーキング等で報酬を得た時: 報酬として仮想通貨を受け取った場合、その受け取った時点での時価が所得として計上されます。
| シナリオ | 内容 | 課税対象か? | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日本円で購入 | 100万円で1BTCを購入 | × | この時点ではまだ利益は確定していません。 |
| 価値の上昇 | 保有している1BTCの価値が500万円に上昇 | × | いわゆる「含み益」の状態で、利益は確定していません。 |
| 仮想通貨同士の交換 | 価値500万円の1BTCを、同価値のETHに交換 | ○ | 400万円の利益が確定し、課税対象となります。 |
| 商品購入 | 取得時1万円だった0.01ETHが、価値5万円になった時に商品を購入 | ○ | 4万円の利益が確定し、課税対象となります。 |
■ 申告しないとどうなる?注意すべきポイント
仮想通貨の利益は、原則として「雑所得」に分類されます。会社員などの給与所得者で、仮想通貨を含む給与以外の所得が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です。この「所得」は「収入」や「利益」とは異なる点に注意が必要です。所得は、売却価格から取得価格と必要経費(取引手数料など)を差し引いて計算します。
もし申告が必要なのにしなかった場合、無申告加算税や延滞税といったペナルティが課される可能性があります。意図的に所得を隠したと判断されると、さらに重い重加算税の対象となることもあります。税務署は金融機関の情報や国外送金等調書などを通じて個人の取引を把握できるため、「バレないだろう」と安易に考えるのは非常に危険です。
- 仮想通貨同士の交換も課税対象: 日本円にしていなくても、利益確定と見なされることを忘れない。
- 正確な取引記録が命: 「いつ」「何を」「いくらで」取得・交換・売却したか、全て記録しておくことが正確な申告の第一歩。取引所の取引履歴は必ずダウンロードしておきましょう。
- 年間損益の把握: 年間の取引全体の利益と損失を合算して最終的な所得を計算します。損失が出た取引も記録しておくことが重要です。
- 早めの準備とツールの活用: 確定申告の時期に慌てないよう、日頃から損益を管理しましょう。取引が多い方は、専用の損益計算ツールの利用がおすすめです。
この記事の監修者
村上 裕一(公認会計士・税理士)
公認会計士試験合格後、大手監査法人、メーカー経理財務、会計事務所を経て独立開業。仮想通貨・NFT・ブロックチェーンゲームを専門とする税理士として活躍。自らもSTEPNなどのブロックチェーンゲームなどをプレイし、多くの投資家の税務を支援している。
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※本記事はAI(人工知能)を活用して自動生成された内容を含んでいます。記載内容の正確性や最新性には配慮しておりますが、必ずしも完全性を保証するものではありません。重要な判断の際は、公式情報や専門家の確認もあわせてご参照ください。
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