Zaifの確定申告を完全ガイド──年間取引報告書・取引履歴CSV/APIから損益計算まで
※本記事は作成時点の法令・情報に基づいています。最新情報は国税庁Webサイト等でご確認ください。一般的な情報提供を目的としており、個別具体的な税務判断については税理士等の専門家にご相談ください。
※本記事は2025年7月25日時点の法令・情報に基づいています。最新情報は国税庁・Zaif公式サイト等でご確認ください。
Zaifを使っているんですが、確定申告が不安です…。API連携ができると聞いたのですが、それを使えば全ての取引データが自動で取れるんですよね？
Zaifの確定申告ですね。実は、Zaifには一つ大きな注意点があります。API連携は可能ですが、「かんたん売買（販売所）」の取引履歴は、APIでもCSVでも取得できないのです。そのため、この部分だけは手動で補完する必要があります。今日は、その特殊なケースの対処法も含め、申告準備をスムーズに進める全手順を徹底解説しますね！
この記事のポイント
Zaifで確定申告が必要になる条件
暗号資産（仮想通貨）の取引で得た利益は、原則として「雑所得」に分類されます。会社員などの給与所得者の方でも、この雑所得が年間で20万円を超えた場合、確定申告を行う義務が発生します。
この「年間20万円」という基準は、Zaifでの利益だけでなく、他の取引所やウォレットでの取引、ステーキング報酬、エアドロップなど、すべての暗号資産関連の利益を合算して判断します。暗号資産の損失は、給与所得など他の所得と相殺（損益通算）したり、翌年に繰り越したりすることはできないため、その年ごとの所得を正確に計算することが非常に重要です。
Zaifが発行・提供する税務データと入手タイミング
Zaifでは、確定申告のために複数のデータを提供していますが、取得できないデータもあるため注意が必要です。
| 書類・データ名 | 入手方法 | 主な用途・注意点 |
|---|---|---|
| 年間取引報告書 | PDFダウンロード | 年間の損益概要を把握するための参考資料。所得計算の根拠として利用。 |
| 取引履歴（Orderbook） | CSVダウンロード | 「取引所」での売買履歴。詳細な損益計算の元データ。 |
| APIキー | API連携 | 「取引所」の取引と出金履歴を自動連携。販売所や入金履歴は取得不可。 |
| かんたん売買の履歴 | 手動で確認・転記 | CSV/APIで取得不可。画面から手動で補完が必須。 |
年間取引報告書（PDF）のダウンロード方法【⏱️約3分】
まず、年間の取引概要を確認できる「年間取引報告書」をダウンロードしましょう。
- Step 1: Zaifにログイン後、メニューから「各種サービス」→「年間取引報告書」の順にクリックします。
- Step 2: 対象年度を確認し、「報告書を作成する」ボタンを押します（未作成の場合）。
- Step 3: ステータスが「作成済み」に変わったら、ZIPファイルをダウンロードします。
- Step 4: 【注意】 ダウンロード画面に表示される「ZIPパスワード」をコピーし、解凍時に入力してPDFファイルを開きます。
【最重要】取引履歴の取得と手動での補完方法
Zaifの確定申告では、複数のソースから取引データを集める必要があります。特に「かんたん売買」の履歴は手動での対応が必須です。
取引履歴CSV（Orderbook）の取得
- Step 1: メニューから「各種サービス」→「取引履歴CSV」をクリックします。
- Step 2: 表示されたファイル一覧から、対象年度のファイルを選択し「ダウンロード」します。
- Step 3: こちらもZIPファイルにパスワードがかかっています。同じパスワードを使って解凍し、CSVファイルを取得してください。
かんたん売買（販売所）の履歴を手動で補完する方法
「かんたん売買」の履歴はCSVで出力できないため、以下の手順で手動で記録し、損益計算ツールに入力する必要があります。
- Step 1: Zaifの「販売所」画面にアクセスします。
- Step 2: 取引した通貨ペアを選択し、画面右下にある「取引履歴」を表示させます。
- Step 3: 履歴に表示された「日時」「売買区分」「価格」「数量」を一件ずつ記録します。
- Step 4: ZEIbit.AIなどの損益計算ツールが提供する「共通フォーマット」のExcel/CSVファイルに、記録したデータを手入力で転記し、ファイルをアップロードします。
API連携で取得できるデータ・できないデータ
API連携は便利ですが、万能ではありません。Zaifでは以下のようになっています。
| データ種別 | APIで取得可能か？ | CSV/手動での補完が必要か？ |
|---|---|---|
| Orderbook（取引所）の売買 | ✅ 可能 | 不要 |
| 出金履歴 | ✅ 可能 | 不要 |
| かんたん売買（販売所） | ❌ 不可 | ✅ 手動補完が必須 |
| 入金履歴・ICO・ステーキング報酬 | ❌ 不可 | ✅ 手動補完が必須 |
API連携だけでは「かんたん売買」「入金」「ステーキング報酬」などのデータが完全に抜け落ちてしまいます。これらのデータが漏れると正確な損益計算ができず、過少申告による追徴課税のリスクに繋がります。必ずAPI連携と合わせて、必要なデータを手動で補完するようにしてください。
損益計算の3つの選択肢
収集したデータをもとに損益計算を行いますが、主な方法は3つあります。
1. 国税庁Excel（無料）
- 国税庁のExcel計算書を使い、手動で全てのデータを入力します。
- コストはかかりませんが、Zaifのように複数のソースからデータを転記する必要があるため、非常に手間がかかり、ミスのリスクも高くなります。
2. ZEIbit.AI by GMO（自動）
- API連携とCSVアップロード（共通フォーマット含む）の両方に対応しており、Zaifの全取引データを自動で集計します。
- 手動で補完した「かんたん売買」のデータも、他のAPI・CSVデータと自動でマージして正確な損益を計算してくれます。
- 年間取引50件までは無料で利用可能です。
3. 税理士に依頼（有料）
- 暗号資産に詳しい税理士に、データの整理から申告までを全て任せます。
- 取引が非常に複雑な場合や、法人での申告に最適ですが、費用（相場: 5万円〜30万円以上）がかかります。
AIでかんたん確定申告
ZEIbit.AIはGMOインターネットグループが提供する暗号資産のAI損益計算サービスです。ZaifのAPI連携とCSV（手動補完含む）に両対応。面倒な損益計算はAIにおまかせください。
公式サイトで詳しく見るZaif × ZEIbit.AIで確定申告を90％時短する手順
手動での補完が必要なZaifの申告こそ、損益計算ツールが真価を発揮します。
- Step 1: ZEIbit.AIに無料登録
公式サイトからメールアドレス等で簡単に無料登録します。 - Step 2: ZaifのAPIキーを接続
ZEIbit.AIの「データ連携」画面でZaifを選択し、参照権限のみのAPIキーを接続します。これで「取引所」のデータなどが自動で取り込まれます。 - Step 3: 不足データを手動で補完・アップロード
次に、「かんたん売買」や「ステーキング報酬」などのデータを手動で共通フォーマット（CSV）に入力し、ZEIbit.AIにアップロードします。 - Step 4: 「損益計算」をクリック
APIとCSVのデータが揃ったら、「損益計算」をクリック。AIが全ての取引を自動で名寄せ・集計し、損益レポートを生成します。 - Step 5: e-Taxで申告
生成されたレポートの所得金額を、e-Taxソフトに転記すれば申告準備は完了です！
よくある質問（FAQ）
API連携すれば、それで損益計算は終わりですか？
いいえ、Zaifの場合はAPIだけでは不十分です。先ほどご説明した通り、「かんたん売買（販売所）」や「ステーキング報酬」などの履歴はAPIで取得できません。これらの取引がある場合は、必ず手動でデータを補完する必要があります。
PDFの年間取引報告書に書いてある損益額で申告しても良いですか？
年間取引報告書はあくまで1年間の損益の「参考値」であり、申告の根拠となる詳細な計算過程は含まれていません。税務申告では、個々の取引履歴に基づいた計算（移動平均法など）が求められるため、必ず取引履歴データを使って詳細な計算を行ってください。
ダウンロードしたZIPファイルが開けません。パスワードはどこにありますか？
Zaifで年間取引報告書や取引履歴CSVをダウンロードする際、そのダウンロードボタンの近くに「ZIPパスワード」が表示されています。そのパスワードをコピーして、ZIPファイルを解凍する際に入力してください。
Zaifの確定申告を成功させるためのポイントは、以下の3つです。
- ① データ収集: API連携に加え、必ず「かんたん売買」や「ステーキング報酬」の履歴を手動で確認・記録し、補完することが絶対条件です。
- ② 損益計算: 複数のソースからのデータを正確に合算する必要があるため、ZEIbit.AIのような自動計算ツールを利用し、「共通フォーマット」を活用するのが最も安全で効率的です。
- ③ 申告: 計算結果を元に、期限内（令和7年分は原則2026年3月16日まで）にe-Taxで申告を完了させましょう。
🚀 今すぐ行動！ まずはZEIbit.AIの無料プランに登録し、ZaifのAPIを接続し、不足しているデータを共通フォーマットで補完して、正確な申告準備を始めましょう！
💡 こちらもあわせて読みたい
※本記事はAI（人工知能）を活用して自動生成された内容を含んでいます。記載内容の正確性や最新性には配慮しておりますが、必ずしも完全性を保証するものではありません。また、情報は作成時点のものであり、最新情報および重要な判断の際は、公式情報や専門家の確認もあわせてご参照ください。
この記事は参考になりましたか？
関連記事
- 当社は、提供する情報の正確性と信頼性を確保するよう努めますが、その、適時性、適切性または完全性を保証するものではなく、不正確または不作為（不法行為または契約その他）から生じるいかなる損失または損害に対しても責任を負いません。
- 当社が提供するコンテンツ（以下、「本コンテンツ」といいます）はあくまでも個人への情報の提供を目的としたものであり、商用目的のために提供されているものではありません。また、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。本コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。
- 本コンテンツは時間の経過により不正確となる場合があり、従ってヒストリカル情報としてのみ解釈されるべきであります。当社も第三者コンテンツ・プロバイダーも、明示又は黙示を問わず、提供された本コンテンツの正確性又は目的適合性に関する保証をすべて明示的に排除し、本コンテンツの誤謬・不正確や遅延、又はそれらに依拠してなされた行為について、何らの責任も負うものではありません。
- 本コンテンツから他のウェブサイトへのリンクまたは他のウェブサイトから当社のウェブサイトへのリンクが提供されている場合でも、当社は、当社のウェブサイト以外のウェブサイトおよびそこから得られる情報に関して如何なる理由に基づいても一切の責任を負わないものとします。
- 本コンテンツには作成者の分析及び意見が含まれる可能性がありますが、あくまでも作成者の見解であり、当社の見解ではありません。
以上
コメント 0件